【解説】藤田晋『渋谷ではたらく社長の告白』を要約

記事更新日: 2021/02/09

ライター: しゅんてぃー

しゅんてぃー

今回は、藤田晋『渋谷ではたらく社長の告白』を解説します。

 

この本はこんな人におすすめです。

  • 起業ストーリーを疑似体験したい人
  • 自己成長をしたい人

 

この本の作者の藤田晋(ふじたすすむ)さんは、株式会社サイバーエージェントの社長さんです。

サイバーエージェントといえば、アメーバブログやAbemaTVの運営会社として有名な会社です。

本書は、藤田さんが起業を志し、サイバーエージェントを大きくするまでの起業ストーリーが綴られた本です。

 

タイトル
『渋谷ではたらく社長の告白』
著者名
藤田晋

 

しゅんてぃー

この本は一言でいうと、ベンチャーマインドとは何か?を学べる本です。

 

ポイントは大きく2つです。

▼『渋谷ではたらく社長の告白』のポイント
  • 大きな目標を設定してひたむきに努力すること
  • 直感を信じて「決める」

大きな目標を設定してひたむきに努力すること

しゅんてぃー

『渋谷ではたらく社長の告白』を読んでいちばん印象に残ったのは、大きな目標を設定して、それに向かってひたすらに努力することの大切さです。

 

目標設定のコツははったりをかますこと

藤田さんは「21世紀を代表する会社を作る」と決めて、サイバーエージェントを創業しています。

本書から学べる目標のコツは、先に大きい目標を宣言して、期限までに達成することです。

実際にサイバーエージェントの創業期は実績がないため、先にハッタリでもいいから実績を言ってしまって、次に会うときまでに本当にその実績を作ってしまうということをしていたそうです。

先に営業先に実績を言ってしまっている手前、その実績がないと嘘になってしまうので、自分たちを追い込むことができます。

 

しゅんてぃー

諸刃の剣ですが、ゼロからイチを作る創業期には、効果的な手段だと思います。。

 

仕事にハマる

藤田さんはサイバーエージェントを立ち上げる前に、インテリジェンスという会社で働いていました。

当初から将来は起業をすると決めていた藤田さんは、「経営者で仕事ができないのは、ミュージシャンで歌が下手なのと同じだ」という信念のもと、仕事に夢中になっていました。

どれだけ没頭していたかというと、土日も夏休みもとらず、昼食を食べたかどうかも忘れるほどに仕事に打ち込んでいました。

 

しゅんてぃー

でも当時を振り返って「頑張っていた」わけではないようです。

 

ただ、夢中になって「ハマっていただけ」です。

 

「21世紀を代表する会社を作る」という目標を持ちながらも、毎月の数字を追うことが楽しく、その結果の超ハードワークです。

仕事をこなすうちに好循環にハマって忙しくなっていったようです。

仕事→成長→実績→新たな仕事…→

 

しゅんてぃー

サラリーマンだとどうしても、サボってしまいがちです。

 

しかし、藤田社長は「ハードワークは先行投資」という考え方をしていました。

 

直感を信じて「決める」

しゅんてぃー

藤田さんは、直感で良いと思ったら即決で行動しています。

 

まず行動してから考えるというスタンスを取っています。

 

創業時、オフィスを選ぶときには、1000万の資本のうち500万以上かけて、直感で良いと思った原宿の物件に決めています。

また、「創業から2年で上場する」ということも言っています。最初は口から出まかせでしたが、徐々に現実味を帯び、実際にまる2年で東証マザーズに上場を果たしています。

 

しゅんてぃー

「まず行動してから、理由はあとづけで考える」

 

実際に行動しないと現実は変えられないので、起業家として理にかなった行動だと思います。。

 

まとめ

▼『渋谷ではたらく社長の告白』のまとめ
  • 大きな目標を設定してひたむきに努力すること
  • 直感を信じて「決める」

 

本書では、今のサイバーエージェントからは想像ができない泥臭い時期の記述もあります。

ベンチャーとは、一部の人が持っているような華やかな側面だけでなく、初期には地道な努力があるんだとわからせてくれる本になっています。

 

しゅんてぃー

もしこの記事を読んで興味が出たら、ぜひ書籍版を購入してみてください。

 

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