日経トレンディが毎年発表している、「2020年ヒット予測ランキング」で第7位に選ばれた『REON POCKET(レオンポケット)』
日経トレンディ12月号で掲載したヒット予測7位は冷却機能付きウエア「レオンポケット」です。取材中に試作機を体験したら、スマホ操作一つで瞬時にヒヤっとしてビックリ。来夏が待ち遠しい、、、、!(澤原)https://t.co/y562fUQZTWpic.twitter.com/s0dNB95GvL
— 日経トレンディ (@Nikkei_TRENDY)November 12, 2019
レオンポケットは、インナーウェア装着型の冷温両対応ウェアラブルデバイス。
「暑い」「寒い」といった温度での不快感の悩みを解消する救世主として誕生しました。
SNS上では多くの人から「欲しい」という声が聞かれています。
レオンポケット欲しい
— Est_10 (@Est_10)December 20, 2019
発売したら絶対欲しいやつ。
— 雁木右衛門(がんぎ) (@gangi4767)November 2, 2019
スポーツ時にも良さそうやなぁ。
ソニーの“着るエアコン”「レオンポケット」は即戦力になりそうだ (1/2) - ITmedia NEWShttps://t.co/ZdCE2iZpAi
そして2020年7月1日ついにレオンポケットの一般販売が開始されました!!
(画像引用:SONY)
一般販売を開始いたしました!
— Sony | REON POCKET (Japan) (@REONPOCKET_JP)July 1, 2020
本日よりインナーウェア装着型ウェアラブル
サーモデバイス「REON POCKET」 一般販売を
開始いたしました。
夏に向けて、REON POCKETを是非ご活用ください。
https://t.co/DbxH6dCF7E
レオンポケットは一体どんなものなのか?
機能や効果、価格などまるごと徹底調査しました!
新しい情報が入り次第どんどん追記していきます!
このページの目次
ソニーが開発したレオンポケットは、エアコンがない場所での真夏日の外出や真冬日の外出など、様々なシチュエーションの中で起こる温度での不快感の軽減を実現可能にしたインナーウェア装着型の冷温両対応ウェアラブルデバイスのこと。
レオンポケットを一言で表すと「着るエアコン」。商品名の由来は「冷温」(れいおん)から来ているそうです。
衣料素材などを扱う東レインターナショナルと共同開発し、レオンポケット専用のインナーウェア(Tシャツ)も誕生しました。
重さは約89gで、デスクトップパソコン用のマウスほどの重さです。
【レオンポケットの最新スペック表】
専用インナーウェアは洗濯機・ネット使用
※1:15分間の使用を1日8回行った際の目安
※2:温度設定レベル最大(レベル3)の場合。連続使用は安全のため30分間で停止。
涼しさや温かさを実現できる理由は、レオンポケットには「ペルチェ素子」という電子部品を使用しているからです。
ペルチェ素子は、直流電流によって冷却や加熱の温度制御を自由に行うことができる半導体素子の一種のことで、小型冷蔵家電などにも使用されています。
このペルチェ素子を使用したレオンポケットを、専用インナーウェアの背面ポケットに装着。
背面ポケットの位置が首元にあることによって、効率よく体を涼しくしたり温めたりすることができます。
レオンポケットを「装着した人」と「装着してない人」と分けて行った実験では、「装着した」人の方が、夏は使用前後でマイナス13℃となり、冬は使用前後でプラス8.3℃という実験結果が出ました。
(※効果には個人差があります。)
また、レオンポケットは季節や場所に応じて、自分自身での温度調整が可能。
「暑い時は涼しく」「寒い時は温かく」がいつでも実現できます。
レオンポケットには専用のモバイルアプリがあり、Bluetoothとの接続で連携させることによってアプリから自由に温度調節が可能になります。
温度は5段階あり、COOL・HEAT・OFFのワンタッチ操作で切り替えもできます。
「COOL」や「HEAT」への切り替えは反応速度が速いのが特徴的で1秒も経たずにすぐに表面が冷たくなったり温かくなるのを体感できます。
専用インナーウェアは、衣料素材などを扱う東レインターナショナルが開発した、吸水速乾性能に優れ、カビや湿気にも強い極細繊維のポリエステル素材が90%、強度や耐久性に強いポリウレタンが10%使用されてできています。
着用した際の快適さと、背面ポケットに端末を入れたときのフィット感を重視するだけでなく、Yシャツ着用時でも、ジャケット着用時でも、「レオンポケットを装着している」という見た目に違和感がないよう、薄さやデザインにもこだわっています。
レオンポケットはソニーが手がける「First Flight」クラウドファンディングサイトにて2019年7月22日から支援プロジェクトが公開され、目標金額は6600万円。7月28日には目標金額を越える6916万円を集めて商品化のスタートを切りました。
そして2020年7月1日に一般販売をスタート!
クラウドファンディングで支援を募った理由は、レオンポケットの商品はどのようなユーザーに刺さるのか?、市場価値はどのぐらいあるのか?など直接ユーザーと触れ合い、レオンポケットの仕様や生産規模を決定したかったからだそうです。
1946年に創立された日本の電機メーカーであるソニーが、これまで生み出してきたデジタルカメラやスマートフォンなどの設計ノウハウを培って商品開発の実現を可能にしたのがレオンポケット。
「長時間使用すると端末が熱くなるのでは?」と懸念されている事項も、熱設計に対して多くのノウハウや技術を活かして、数百回のシュミレーションを行いながら低音やけどなど、ヒトの皮膚に影響が起こりにくいよう配慮した商品が誕生しました。
一般的に使用されている冷却装置は、人工的な化合物であるフロンを使用していますが、これは近年、「オゾン層を破壊する効果がある。」と言われ、一部で使用禁止の例もあります。
一方で、ペルチェ素子はフロンなどの有害物質を一切使用していないため「地球に優しい冷却ユニット」として注目を浴びています。
レオンポケットは『ヒト』にも『環境』にも優しい商品なのです。
レオンポケットには専用のインナーウェアの使用をおすすめしています。
専用のインナーウェアはレオンポケットのパフォーマンスを最大限に発揮するために開発され、快適さやフィット感にもこだわっていますが、普段着ているインナーウェアが使えないのは残念な点です。
専用インナーウェアは洗濯して何度でも繰り返し使えます。
クラウドファンディングで支援を募った際は、男性向けにサイズを最適化した本体やインナーウェアの開発を行っていましたが、女性向けには開発を行っていなかったそうです。
そのため、一般発売された現時点では専用インナーウェアは男性用サイズのみの展開になっています。
女性専用のインナーウェアはないですが、本体を手に持って使う方法でも冷たさを感じることができるので女性の方でも使用可能です。
(画像引用:SONY)
レオンポケット本体の操作にはスマホが必要になってきます。
ほとんどないとは思いますが、せっかくレオンポケットを首元にセットしても肝心なスマホを忘れてきてしまったとなれば使用できません。
地球温暖化による気温上昇に伴って2000年頃から年々、熱中症患者が増加してきています。
熱中症患者のうち約4割の人が「外出先で熱中症になった」と答えているそうです。
長時間の暑い中、外出先で過ごさなければいけない場面や、涼しいところからいきなり暑い外に出なければいけない場面など、熱中症になりうる場面はたくさんあります。
レオンポケットは体が涼しくなるというメリットの他、一定の温度を維持できるようになるので体への負担も少なくなるのが特徴です。
暑かったり寒かったり温度調節ができない環境だと、仕事に集中できなかったりイライラしたりという経験を1度はしたことがあるのではないでしょうか?
レオンポケットを持つことによって、常に自分の最適な温度を維持することができるので、仕事もはかどり、心に余裕が持てます。
また、夏の暑い日は会社から取引先へ訪問する際などに、汗がなかなか引かないので、訪問先のエントランスなどで汗が引くのを待ってから担当者に会いに行くという経験もあるのではないでしょうか?
そんな時もレオンポケットを使って、最適な温度調整に設定しておけば、汗がなかなか引かないという状況も減り、取引先への訪問時も爽やかに対応できます。
2019年は熱中症対策として、ハンディタイプの扇風機や冷やして使うタオルの売れ行きが伸びたのが印象的でした。
しかし、ハンディタイプの扇風機は手で持たなければいけないため、片手がふさがれてしまいますし、満員電車など人が多い場面では邪魔になるので使いづらくなります。
冷やして使うタオルは首に巻くので少し違和感があったり、見た目にも格好が付かなくなります。
レオンポケットは専用インナーウェアのポケットに入れておけば、Yシャツ着用時でもジャケット着用時でも見た目に違和感ないですし、使ってても周りの人に邪魔になることもありません。
そのため、スマートなビジネスマンとして見た目の印象がアップすること間違いなしです!
音はほぼ無音です。
レオンポケットにはファンの機能も付いており、作動時に「ブゥーン」という音はするものの気にならない程度の音です。
本体は汗での濡れには防水シーリングを行ったりと配慮した設計になっているそうですが、防水仕様ではありません。
急な雨で傘を持たず外出してしまった場面やスポーツ時に汗を多くかきそうな場面では使用するのを避けたほうがよさそうです。
直接の水洗いはNGです。
本体が汗や油等で汚れが付着してしまった場合は、吸湿性の良い柔らかな布などで拭き取るようにしてください。
2020年7月1日ついにレオンポケットの一般販売がスタート!
一般販売を開始いたしました!
— Sony | REON POCKET (Japan) (@REONPOCKET_JP)July 1, 2020
本日よりインナーウェア装着型ウェアラブル
サーモデバイス「REON POCKET」 一般販売を
開始いたしました。
夏に向けて、REON POCKETを是非ご活用ください。
https://t.co/DbxH6dCF7E
2020年3月頃からクラウドファンディングの支援者への発送が始まっていましたが、一般販売の情報は聞かれなかったため、発売を待ち望んでいた人たちも多かったです。
一般販売が開始されたことにより、これからの夏を乗り切るのが楽しみになってきました。
レオンポケットの価格は以下の通りです。
現在は、本体色がホワイトのみだったり、専用インナーウェアを男性向けだったりですが、今後の売れ行きによっては本体色のバリエーションが増えたり、女性向け専用インナーウェアが登場するのでは?!と予測しています。
レオンポケットは店舗やオンラインストアなどで購入することができます。
(画像引用:SONY)
店舗場所についての詳細はREON POCKET公式WEBサイトから見ることができます。
レオンポケットは、様々なシチュエーションの中で起こる温度での不快感の軽減を実現可能にしてくれる商品です。
まだ発売時期や購入場所は未定ですが、レオンポケットが世に広まるようになったら熱中症患者の減少や仕事の効率アップ、見た目の印象アップが期待でき、「日本の夏を変える救世主」となってくれるのではないでしょうか?
引き続き、動向を探っていきたいと思います!