シェアオフィスとは?メリット・デメリットや特徴を解説

記事更新日: 2020/08/11

ライター: しゅんてぃー

この記事を書いた人
しゅんてぃー
26歳パラレルワーカー。
新卒で就職するも、週5日半日以上会社のために働くことに違和感を感じ退職。
退職後半年間ほど物販で生計を立てた経験あり。
現在は令和時代の生き方をテーマにライター、イベント運営等で活動中。
この記事の結論
  • シェアオフィスは普通にオフィスを構えるより運営費用がかからない
  • 特に初期コストが節約になるのでスタートアップ企業やフリーランスの方におすすめ

しゅんてぃー

この記事はこんな方向けに書きました!

  • シェアオフィスのメリットやデメリットについて知りたい
  • シェアオフィスってどういうものかざっくり知りたい
  • どういう人にシェアオフィスが向いているか知りたい

シェアオフィスとは

シェアオフィスとは月額料金や時間料金を支払うと利用できる共有のオフィススペースのことです。

区切られたプライベートな空間を借りるのではなく、作業スペースや設備を他の契約者とシェアをするのがシェアオフィスの形態になります。

シェアオフィスの大きな特徴として、自分でオフィスを構えるよりかかるコストを少なく抑えることができます。

しゅんてぃー

その他の似たような形態としてレンタルオフィスやコワーキングスペースなどがあります

レンタルオフィスはレンタル料金を支払って使える貸事務所です。シェアオフィスと違い、借りている間は占有スペースとなります。

コワーキングスペースは、空間を複数の利用者とシェアすることはシェアオフィスと変わりませんが、コワーキングスペースのほうが利用者感での交流が多いイメージとなります。

シェアオフィスのメリット

【シェアオフィスのメリット】
  • オフィス運営にかかるコストが抑えられる
  • 立地が良いところにオフィスが構えられる
  • 他の人と交流を持ちやすい
  • 雑務をする必要がない

オフィス運営にかかるコストが抑えられる

シェアオフィスを利用する最大のメリットは普通にオフィスを構えるよりも運営コストを抑えられることです。

削減できるコストは大きく3つです。

  • オフィス契約時の費用
  • オフィスの賃料
  • ランニングコスト

しゅんてぃー

一つずつ詳しく見ていきましょう!

一点目はオフィス契約時の費用の削減です。

自分でオフィスを契約する場合、前払いの賃貸料金・保証金(敷金)などのコストがかかります。

オフィスの保証金は6〜12ヶ月分が相場です。仮にオフィスの家賃が10万円であったとすれば、60〜120万円は必要ということになってきます。

そうしてオフィスを契約できたとしても、そのあと机や椅子などの備品を揃える必要があります。

シェアオフィスなら利用料金さえ払えば保証金や備品の費用は必要ないので、ビジネスの立ち上げに必要な費用を大幅に削減することができます。

二点目はオフィスの賃料を抑えられるという点です。

都内でオフィスを構える場合、少なく見積もっても月々10万円の家賃は覚悟したほうが良いでしょう。

シェアオフィスの相場は約3万前後なので、仮に10万のオフィスを借りることを考えても月々7万円の節約になります。

浮いた分のお金は他の投資に回すことができるので、より事業を加速することにつながります。

三点目はシェアオフィスだと様々なランニングコストが削減できるという点になります。

具体的に削減できるものを以下にまとめます。

  • 水道光熱費
  • インターネット回線代
  • 新聞代
  • ドリンク代

シェアオフィスなら上に挙げたものは利用料に含まれるため自費で支払う必要はありません。

しゅんてぃー

浮いたお金を別のところに回せるので特に創業したての人にメリットが大きいです!

立地が良いところにオフィスが構えられる

シェアオフィスの多くは都心部の駅チカに立地しています。

立地の良いところでシェアオフィスを利用するメリットは大きく3つあります。

まずはコスト面。自分で駅チカにオフィスを契約する場合を考えるとやはり経費削減と行った面でかなり差が出てくるでしょう。

次に移動のしやすさ。日々の通勤やクライアントの訪問のしやすさを考えてもやはり駅チカにオフィスがあるメリットは大きいです。

最後に住所の見栄えの良さがあります。じつはシェアオフィスの場所を法人登記することができます。

そうすればスモールビジネスの経営者であっても都心部の有名なビルに住所を持つことができるので、クライアントから信頼を得やすくなります。

しゅんてぃー

立地の良いところで仕事をするとテンションが高まる!という人もいると思います!

他の人と交流を持ちやすい

シェアオフィスを利用すると普通のオフィスで仕事をするよりもネットワークを構築する機会に恵まれています。

シェアオフィスは多種多様な企業や個人が利用しています。

そのため人脈を作ろうと思えば接点を持つ機会は多くなるでしょう。

しゅんてぃー

交流を持つことができたら、そこから新たなビジネスに繋がることもあるかもしれません

雑務をする必要がない

シェアオフィスでは運営が雑務を請け負ってくれるので自分でする必要はありません。

一般的なオフィスでは掃除やドリンクの洗い物やゴミ捨てなどは自分でする必要があります。

雑用をしている時間はどうしてもプロフィットタイムにはなりえないので、これがないのはかなり大きいです。

シェアオフィスのデメリット

【シェアオフィスのデメリット】
  • セキュリティ面で不安がある
  • 住所が他の会社とかぶる

セキュリティ面で不安がある

シェアオフィスは共有のものが多いのでセキュリティ面では不安があります。

インターネット回線も共有のため、ネットワークセキュリティに配慮しなくてはならない業種の場合は注意が必要です。

合わせて通信量が大きい仕事をしている場合にも共有回線のスピードを確認する必要があります。

また、シェアオフィスには色んな人が出入りするため情報漏えいにも気をつける必要があります。

情報漏えいの大きい原因として、パソコンのモニターの覗き見が挙げられます。

そのため、機密情報や顧客の重要な情報を取り扱う業種の人はシェアオフィスではなく自分でオフィスを構えたほうがいい場合があります。

しゅんてぃー

不特定多数の人と空間を共有しているという意識が大切ですね!

住所が他の会社とかぶる

シェアオフィスを自分の会社の住所として登録して名刺やホームページに載せた場合、それを見た人が仮に住所をウェブ検索するとそのシェアオフィスを登録している企業が複数表示されることになります。

面識がない相手がウェブ検索した場合に、相手に不安を感じさせる要因にもなりかねないのでそれは念頭に置いておくと良いでしょう。

しゅんてぃー

僕も初めて行く会社については事前に調べるタイプなので不安になりそうです!

シェアオフィスの主な機能

【シェアオフィスの機能】
  • オフィススペース
  • 会議室
  • 住所の貸し出し
  • 郵便物の受け取り
  • 備品

シェアオフィスの主な機能は上記のとおりです。

オフィススペースはもちろん、ビジネスをするにあたって便利なサービスを展開しています。

しゅんてぃー

それでは詳しく見ていきましょう!

オフィススペース

まずメインの機能として共有のオフィススペースがあります。

スペース共有の形態は大きく2つあります。

ひとつはフリーアドレス(※)でスペース内を自由に使って良いとなっているシェアオフィスです。

もうひとつは共有スペース内に自分専用のブースを持てる形態になります。

占有スペースがない分、フリーアドレスの方が比較的安価な傾向があります。

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エリアの分け方も色々あります!

共有スペース全体がフリーアドレスになっていて自由に使うことができるパターンのシェアオフィスもありますが、打ち合わせエリアと作業エリアが分かれているといったようにエリアごとに使用方法が分けられている場合もあります。

前者は自分の席を確保しやすいというメリットがあり、後者は静かに集中したい人と打ち合わせで声を出したい人のすみ分けができるといったメリットがあります。

※フリーアドレス

フリーアドレスとは、従来のように一人ひとりに専用のデスクがあるのではなく、それぞれの社員が好きなデスクを選んで仕事をするスタイルです。

会社で導入する場合、社内の交流を活発にする目的で導入する企業が多いです。

会議室

シェアオフィスには会議室も併設しています。

ビジネスに会議はつきものなので、契約する際にどの程度会議室が充実しているかはチェックしたほうが良いです。

会議室の利用は別料金が基本ですが無料のシェアオフィスもあります。

しゅんてぃー

会議室の利用頻度が多い方は無料のシェアオフィスを探すのもいいですね!

会議室としてではなく、セミナールームやフィットネスルームなどの機能を有した部屋があるシェアオフィスもあるので、ご自身のビジネスに合った部屋があるのかもチェックしておくことをおすすめします。

住所の貸し出し

実はシェアオフィスの住所を自分の会社の住所として利用することができます。

名刺や販促物、ホームページにに自社の住所として掲載できるだけでなく、登記することもできます。

住所利用をすることで都心の一等地などを自社の住所として掲載できるようになるので、顧客からの信頼を高めやすくなります。

都心のシェアオフィスだと住所レンタルは月額5〜15万円程度かかります。

郵便物の受け取り

ビジネスをしていると郵便物を受け取ったり、発送したりすることが増えてきます。

シェアオフィスには郵便物の受取サービスがあります。

ただしこれは住所を利用しているシェアオフィスに設定して公開しなければならないので、住所の貸し出しサービスとセットになります。

シェアオフィスによっては受け取りだけでなく発送を代行してくれるところもあります。

備品

シェアオフィスではビジネスに必要な様々な備品が用意されています。

デスクや椅子はもちろん、コピー機やインターネット回線も用意されているのでそれだけで最低限仕事は可能です。

利用者はコーヒーなどのドリンクが飲めるようになっていたり、新聞や雑誌も読めるようになっていたりします。

また会議に必要なプロジェクターやタブレットなどを貸し出しているところもあります。

しゅんてぃー

個人的おすすめはドリンクが用意されていることです!

シェアオフィスはどういう人に向いているか

創業期の企業やフリーランスにシェアオフィスは最適

シェアオフィスは仕事をする場所は必要だけど、自分で場所を構えるほどではない人におすすめです。

特に起業したばかりの企業やフリーランスの人に非常にマッチしています。

創業したてや個人で働いている人は自前でオフィスを構えるとコストがかかってしまうので極力そこは抑えたいところです。

シェアオフィスなら設備がしっかり揃っており、1人からでも仕事場を確保できます。

他のスタートアップ・フリーランスの人たちと関わりを持つこともできるので、人脈づくりという点でもシェアオフィスはおすすめと言えます。

また、昨今テレワークの推進を受けて家では仕事ができないという人や外出の多い営業マンの方にもおすすめできます。

まとめ

この記事の結論
  • シェアオフィスは普通にオフィスを構えるより運営費用がかからない
  • 特に初期コストが節約になるのでスタートアップ企業やフリーランスの方におすすめ

しゅんてぃー

シェアオフィスはこの時代にマッチしたオフィス形態だと思います!

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