この記事はこんな方に向けて書きました!
このページの目次
承認欲求を完全になくすことはむずかしいでしょう。
承認欲求は人間の根源的な欲求だからです。
SNSがこれだけ普及していることからもそれは明らかです。
TwitterやインスタグラムなどのSNSは、世界の頭脳たちが承認欲求を刺激して依存するように考えて作られています。
いいねやフォロワー欲しさに過激な動画を投稿するような行為は承認欲求の暴走と言えます。
しゅんてぃー
快楽物質のドーパミンが深く関わっています!
しゅんてぃー
承認欲求は食欲のようなものだと考えると理解しやすいです!
承認欲求をなくすには承認欲求を満たすしかありません。
承認欲求を欲した状態は承認欲求を満たすことなしに消し去ることはできません。
ただし、食欲と承認欲求には大きな違いがあります。食欲は自分で食べ物を用意すれば満たすことができます。
しかし、承認欲求の場合は自分ひとりで満たすことはできません。承認欲求は自分を他人に認められないと満たされないからです。
他者の存在なくして承認欲求を満たすことができないのです。
ただし、他者に認められて承認欲求を満たしても一時的に承認欲求が満たされるのですが、時間が経つとまた承認欲求があらわれます。
しかも多くの場合、その承認欲求を満たすためには以前よりも多くの承認を必要とします。
しゅんてぃー
一種の依存状態におちいってしまうんですね!
承認欲求を完全になくすことは難しいですが、承認欲求を弱めてコントロールすることはできるでしょう。
承認欲求を満たすには他者による承認を必要とします。
つまり、他者の存在が必要不可欠です。
しかし自分の行動を他者が「承認」してくれるかどうかは他者の基準であり自分でコントロールすることができません。
他人の期待に応えようと努力することをやめる、他者の承認を得ようとしないことで承認欲求を弱めることができます。
しゅんてぃー
他人のものさしで生きることをやめることで承認欲求をコントロールをしましょう!
承認欲求を制するには「課題の分離」を行うことが重要です。
課題の分離とは、自分と他人の課題は分けて考える。すなわち、他人の課題に対して土足で介入することをやめる ということです。
課題の分離はアルフレッド・アドラーの創始したアドラー心理学で提唱されている考え方です。
アドラー心理学では承認欲求を否定しています。
「承認欲求があると他者の期待に答えたり、喜ばせたりすることのために生きることになるので、他者の人生を生きることになる」という理由です。
例えば、自分の子供がなかなか勉強しないことに対して勉強させたいと思っている親がいます。
これは誰の課題でしょうか?
自分の課題と他人の課題を見分けるには「その課題を通して最終的にその結果を引き受けるのは誰か」と問いかけることです。
この場合「勉強しない」という選択をして最終的に授業についていけなくなったり、希望する進路に進めなくなるのは子供の方なので、これは子供の側の課題ということになります。
ただし、子供の課題だからといって放置するのではなく、それが子供の課題であると伝えた上で、子供が「勉強する」という選択をした時、必要な援助をするつもりがあると伝えておく。その上で求められていないのにあれこれ口出しをしないということです。
しゅんてぃー
課題の分離ができるようになること。それが承認欲求を弱める第一歩です!
承認欲求を持っていると自分の人生を生きれないのはわかったけどどうすればいいんだ。。。?
人間はなにかしらのコミュニティの中で生きています。
承認欲求を持って生きていると、他人に認められるための行動に終始してしまって、幸せに生きることが難しくなってしまいます。
ではどうすればよいのか?
答えは他者に貢献することです。
他人に貢献できていると感じると、自分に価値を感じることができます。それが幸せにつながるという考え方です。
人のために行動して、ありがとうと言われたときに感じるあたたかな気持ちこそが承認欲求を弱めるポイントになります。
しゅんてぃー
「貢献する→感謝される→幸せを感じる」という流れです!
承認欲求が強い相手と上手に付き合うには、相手の承認欲求を刺激しないように心がけなくてはなりません。
承認欲求は上下関係から生まれます。すなわち承認欲求の強い人には対等な関係を意識する必要があるのです。
「対等な関係って何を意識すればいいの?」
いちばん大切なのは相手を評価しないことです。
もっと具体的な行動で言うならば、相手を褒めたり叱ったりしないということです。
「褒める」「叱る」という行為は自分が相手より上の立場であるときにするものです。
そしてそのかわりに相手に感謝の言葉を伝えるようにしましょう。
感謝には上下関係がありません。
感謝を伝えることで相手は自分に価値を感じることができます。