この記事はこんな方に向けて書きました!
まずそもそもメタ認知力とは自分の思考を客観的に見てコントロールできる力のことです。
1970年代にアメリカの心理学者のジョン・H・フラベルが定義して広めた言葉です。
しゅんてぃー
メタは「高次な」「〜を含んだ」「超〜」等の意味を持ちます!
言い換えるとメタ認知とは自分の認知を認知することです。
メタ認知力が高い人は感情にすべて支配されるのではなく、自分の状態を客観的に捉えられています。
わかりやすく例えると、大好きなステーキを食べているときに単に「めっちゃ美味しい〜」と思うのではなく、「いまステーキ食べて感情が高ぶっているんだな」と自覚することができます。
これは冷めた人間だということではありません。
メタ認知をすることによって選択肢が増えるというのが正しい理解になります。
例えば、仕事で部下がきちんとしていなくてイライラしてしまった時に、自分は怒っていると気づくことができれば選択肢が2つ生まれます。
①いらだちをそのまま感情的に伝える
②感情を抑えて伝える
大抵の場合、感情に身を任せて良いことはないので、冷静に対処できるようになるでしょう。
このようなときに冷静に対処することができていると周囲からの評価も高まりやすいです。
メタ認知力を高めると「仕事ができる人材」にグッと近づきます。
しゅんてぃー
ひとつずつ深堀りします!
メタ認知力が高ければ自分を客観的に見ることができるようになるので、相手の立場や全体のアウトラインを踏まえて発言できるようになります。
多くのビジネスは、相手の抱えるの問題を解決に導くことで成り立っています。
何も考えずに行動すると無意識に自分の常識の中で仕事をしてしまいがちです。
しかし、ビジネスの世界では業界が違えば常識も違うことがよくあります。
そんなときにメタ認知力が高い人は、自分を客観視して相手に刺さりやすい提案をすることがたやすくなります。
メタ認知力が高いと自分の集中がそれていることに気づくことができます。
仕事をしていて調べ物をしようとしてスマホを開いたのに気づいたらSNSを見ていたなんてことを体験している人は多いのではないでしょうか。
それは結局「自分が今何をしようとしているのか」ということをメタ認知できていないということです。
メタ認知力が高ければ、たとえ集中がそれたとしても自分でそれに気づくことができ、再度戻るのが早くなります。
仕事はいかに短時間で集中してやれるかが勝負なのでメタ認知力があるかどうかでだいぶ変わってきます。
一人で仕事をする人は少ないと思うので対人関係はかなり重要になってきます。
対人関係を悪化させてしまう大きな要因のひとつに、感情的な言動をしてしまうことがあります。
一度でも感情的な発言をしてしまうと相手との人間関係が大きく揺らぐこともあります。
メタ認知ができていると感情の制御ができるようになります。
誰しも怒ったり悲しんだりすることはあります。
メタ認知力が高い人は自分がとても怒っているときに「今自分は怒っているな」と認識し怒りの感情が消えやすくなると言われています。
自分の思考を紙に書き出すことでメタ認知力を高めるトレーニングになります。
「人間関係の悩み」で書き出すこととします。
ポイントは自分の気持ちだけでなく、多面的に捉えていくことです。
例えば以下のような質問を投げかけて書き出してみることをおすすめします。
はじめは紙に書いて訓練していくことで、だんだんと紙がなくても同じように考えることができるようになります。
瞑想は近年、マインドフルネスの流行で企業でも取り入れているところがあるくらい実践している人が多いです。
瞑想をすることで呼吸に全神経を集中します。集中がそれてしまったらそれをもとに戻すようにするため、それがメタ認知力を高めるトレーニングになります。
具体的なやり方
背筋を伸ばして腹式呼吸でゆっくりと呼吸をする
呼吸に全神経を集中する
3回繰り返す
※集中がそれたらまた集中に意識を戻す
しゅんてぃー
最後までお読みいただきありがとうございます!