1万時間の法則とは?【凡人が天才に近づくための成功法則】

記事更新日: 2020/12/13

ライター: しゅんてぃー

この記事を書いた人
しゅんてぃー
日本の働き改善を目論む志士。
新卒でいわゆる安定企業に就職するも、前世代的な働き方なのではと違和感を感じ退職。
日本にワクワクドキドキ生きる大人を増やしたいと思いライター活動中。

ゆうな

「1万時間の法則」っていうのを教えてもらったんだけど一体どんな法則なの?

 

ちょっと調べたら「1万時間の法則は嘘!」っていう記事がいっぱい出てきた。。。

今回のアシスタント
ゆうな
都内で普通に就職して普通に働いているOL。
いつまでも普通に働きつづけることに不安を感じて働き改善中。
ハンドメイドを作るのが趣味なので、それを活かして副業ができたらいいなと思っている。

しゅんてぃー

1万時間の法則はビジネスをやるならマスターしておくべき成功法則のひとつです!

 

よく「1万時間の法則は嘘だ」と言われることもあるのでそこについても解説します。

▼この記事に書いてあること
  • 「1万時間の法則」の活かし方
  • 「1万時間の法則は嘘」という議論について

 

1万時間の法則とは?

▼1万時間の法則とは
  • どんな分野でも1万時間の練習・努力を重ねたら世界トップレベルになれるという成功法則

「1万時間の法則」はマルコム・グラッドウェルが著書『天才!成功する人々の法則』で明らかにした成功法則です。

マルコムは心理学者のK・アンダース・エリクソンが行なった調査をもとにこの法則を導き出しました。

エリクソンの調査では、音楽学校に通う学生を3つのグループに分類しました。

  • 世界的な演奏者になれそうなグループ
  • "優れた"評価にとどまるグループ
  • プロになれそうでなく音楽教師にとどまるグループ

調査の結果、どのグループもおおむね5歳からバイオリンの経験があるのに対し、世界的な演奏者になれそうなグループは20歳ごろには総練習時間が1万時間を突破していたことがわかりました。

他の2つのグループは、順に8,000時間、4,000時間程度の練習時間にとどまりました。

エリクソンはプロとアマチュアのピアニストに対しても同様の調査を行ない、同様にプロは20歳までに1万時間の努力を行なっていることがわかりました。

そのような調査の結果から、マルコムは「どんな分野でも世界的なレベルに達するには1万時間の練習が必要だ」という法則を導き出しました。

1万時間の努力の目安

  • 毎日3時間の練習:10年継続で1万時間
  • 毎日6時間の練習:5年継続で1万時間
  • 毎日14時間の練習:2年継続で1万時間

しゅんてぃー

なお、1年の総時間数は8,760時間です!

1万時間の法則は嘘という議論について

▼1万時間の法則への批判
  • 1万時間もの努力は必要ない
  • 量より質を重視すべき
  • 練習量を時間ではかるべきではない

しゅんてぃー

1万時間の法則には「無駄だ」「嘘だ」という議論があります。

1万時間もの努力は必要ない

しゅんてぃー

1万時間の法則に対してよく持ち出されるのが「20時間の法則」です!

▼20時間の法則とは?
  • 20時間あれば、初心者からそこそこのレベルまで達することができるという成功法則

「20時間の法則」はアメリカの作家、ジョシュ・カウフマンが提唱した理論です。

1万時間の法則を批判する人の中には、この20時間の法則を持ち出して、「1万時間もかける必要がない!」という人もいます。

しかし、そもそも1万時間の法則と20時間の法則では目指しているところが違うので、その批判には当たらないのではないでしょうか?

しゅんてぃー

1万時間の法則はトップレベルを目指すのに対し、20時間の法則はある程度のレベルを目指すからです。

質より量を重視すべき

1万時間の法則に対する反論として、「量が全てではなく質を重視すべき」だという声がよく聞かれます。

しゅんてぃー

僕も練習は質を重視すべきだと思います。

 

でも、量から質が生まれるので、絶対量は無視できません。

▼努力の質を高めるステップ
  • やってみる
  • 失敗する
  • 同じ失敗をしないように検証する

質を高めるには上の1〜3のステップを繰り返し行って徐々に改善していく必要があります。

つまり、いかに早く多く行動できるか(=が大事なのです。

量無くして質は生まれません。

練習量を時間ではかるべきではない

1万時間の法則に対してされる反論として最後にあげるのが「練習量を時間ではかるべきではない」というものがあります。

しゅんてぃー

これに関しては完全に同意します。

 

そのため、1万時間の法則は少し改良して自分が極めたいことに当てはめることをおすすめします。

1万時間の法則は1万「回」の法則として捉えるのがおすすめ

努力を時間ではかるのは難しい

しゅんてぃー

何かをしている全ての時間「全集中」で挑むことは難しいですよね。。。!

時間を基準にするとムラがでてきてしまう。

シンプルに考えればわかると思います。勉強をしているときに、集中力が切れて別のことを考えてしまうという経験が誰しもあると思います。

時間を基準にすると、やっている時間だけでなくやっていない時間も「努力の時間」としてカウントしてしまうことになるのです。

1万回を指標に設定する

しゅんてぃー

そこでおすすめしたいのが「1万回をひとつの指標にする」ことです

例えば。。。

  • 営業なら「1万アポ」する
  • ハンドメイドなら「1万作品」作る
  • ブログなら「1万記事」作成する etc.

「回数」を指標設定すれば、時間のようにやっているのかやっていないのかわからない曖昧な部分が排除されます。

しゅんてぃー

さらに、ゴールが決まっていれば逆算して計画を立てることができます!

まとめ

▼この記事のまとめ
  • 「1万時間の法則」は「1万回の法則」として極めたいことに適用しよう!

そもそも1万回も継続できる人は強いです。淡々と継続するだけでも成功へぐっと近づきます。

なぜなら多くの人は継続できずに途中で諦めてしまうからです。

経営者の加地太祐氏はこんなことを言っています。

希望を持つ人が1万人いても、挑戦する人はそのうちたった1%の100人。そして、100人の挑戦者のうち、継続できる人はたった1%のひとりである。

出典:DIAMOND Online「継続するだけで道はひらける」

逆に言えば、継続しているだけでライバルは減っていくということです。

しゅんてぃー

1万時間の法則は成功法則でもあり、教訓でもあるのかもしれません!

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